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小林よしのり
2016.5.16 23:08芸能など

宇多田ヒカルの天才は健在だった


飛行機の中で宇多田ヒカルの「花束を君に」をフルバージョンで

聴いた。

朝ドラでは出だしだけで、きちんと聴いてなかったが、

全部聴くと衝撃を受けた。

二回目を聴くと、いつのまにか涙があふれ出ていて、あわてて手で

拭ってしまった。

ハンカチを出す余裕もなく泣いてしまっていた。

 

なんという歌を作るのだ、宇多田ヒカルは。

もともと持っていた藤圭子を母とするドラマティックな人生の上に、

本人の人生経験も深くなり、とうとうこれほど人の魂を揺さぶる

楽曲を作ってしまった。

小手先で作るのではなく、歌が自分の人生そのものに深く根差して

いることを宇多田はよく分かっている。

やはり天才だった。

 

デビューした時から凄いと思っていたが、60過ぎのわしの心を

揺さぶるとは大したアーティストだ。

機内で50回は繰り返して聴いただろう。

それでも飽きなかった。

 

そして、わし自身の仕事の発想にも刺激を与えてくれた。

宇多田ヒカルに感謝する。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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